〇 HOW TOデータ作成 ~解像度~」基本を覚えてノベルティ作りに生かす その3
2024.07.10
☆商品をきれいに仕上げるために必要な「解像度」
写真・イラスト・ロゴなどを使った販促品やノベルティ、印刷物などを作る時には、
できるだけ画像がクリアに美しく見えようにする必要があります。
商品を配布先のお客様にアピール、手に取ってもらえるか否かは、画像の質が影響するため、
解像度は重要なポイントになります。
では、印刷に適切な解像度はどのくらい必要なのかというと、通常のフルカラー印刷の場合、原寸(等倍)で300~350dpiとなっています。
つまり、1インチあたりに300~350個の点が詰まった画像だということです。
解像度をピクセルに換算すると、たとえば300dpiの画像は、
1インチ×1インチ=300(長さ)×300(高さ)(=90,000ピクセル)に相当します。
画像の解像度は、「Photoshop」「Illustrator」といったデザイン編集ツール、
オンラインの確認ツールなどで確認することができます。
解像度確認方法は以下の通りです。
・Photoshop:メニューの「イメージ」から「画像解像度」を選ぶ。
画像解像度ダイアログが表示され、ここで解像度の確認と設定を行う。
・illustrator:「ウィンドウ」メニュー→「ドキュメント情報/書類情報」を開き、
オプションメニューをクリック。「埋め込まれた画像」→「解像度」一覧の
値を確認する。
・主なオンラインの確認ツール:選択画像をアップロードすると、画像のサイズと解像度設定を確認することができる。
・Windows:画像を右クリックし「プロパティ」を表示する「詳細」タブにサイズと
解像度が表示されるため、確認する。
・Mac:画像をプレビューで開き、メニューから「ツール」→「インスペクタを表示」を選択。一般情報の中に「イメージのDPI」 という名称で表示され、数値を確認することができる。
なお、グレースケールやモノクロ印刷の場合は、カラー印刷と解像度が異なります。
・グレースケール:600dpi
黒と白に加え、中間色のグレーが254階調が存在することで、微妙な濃淡で滑らかなグラデーションを表現できるのが特徴。写真やイラストなど、複雑な色の組み合わせを表現したいときにも使うことができる。
・モノクロ印刷:1200dpi以上
一般的にブラック(Bk)インクを使用した印刷のこと。文字や単純な図表がメインとなる文書などに向いている。