〇 HOW TOデータ作成 ~解像度~」基本を覚えてノベルティ作りに生かす その5
2024.07.10
他には「Officeソフトのデータを入稿したら、画質が良くなかった」という声も耳にします。
広く普及しており、手軽にデータ作成できるOfficeですが、画像解像度が下がるので注意が
必要になります。
その理由は、文書を保存する時、ファイルサイズが大きくなってしまうのを防ぐため、
挿入した画像が自動的に圧縮されるように設定されいるからです。そのため300dpiの画像を貼り付けても、保存時に劣化してしまい、印刷の質は下がります。ですから、Officeでのデータ入稿は避けた方がいいでしょう。なお、「使いたい画像の解像度が300dpiではなかった」といった理由で、解像度を変えたい時ですが、すでに出来上がっているデータだと、状況によっては変更しても意味のない場合があります。基本的に「解像度の高いものを低くする」ことは可能ですが、「解像度の低いものを高くする」ことはできません。たとえば「300dpiを72dpiに変更する」のは問題なく、「72dpiを300dpiに変更する」と数字は変わりますが、画質は72dipのときと同じとなります。
画像サイズや解像度の変更は、画像編集、イラスト作成ソフトであるPhotoshop、Illustratorを使えば可能です。Windowsのペイントやフォト、Macのプレビューを利用してもサイズ変更はできますが、操作の点から専門のソフトを使った方がおすすめだといえます。